エスキス用紙

 設計の初期段階で検討用に描くラススケッチ、特に間取りや寸法確認のためのそれをエスキスと呼んでいます。
 ラフなので用紙はなんでも良いし、「思いつき」や「ひらめき」があるので、メモ用紙や打合せ中の資料、チェック中の図面の片隅みに描いてしまう事もすくなくありません。
 それはともかく、一応、エスキス用紙みたいな物も市販されています。まぁ、ただの方眼紙ですけれど(笑)。

 ただの方眼紙ならば……。はい、弊所では「自作」しています。
 たいそうなものではありまでん。CADで縦横等間隔に点を打った書式を作り、プリントアウトするだけです。印刷損じ(いわゆる「裏紙」)も活用できます。
 在来木造住宅用(尺モジュール)の9.1mmピッチとメートルモジュール用の10mmピッチ。それぞれにA4とA3のフォーマット(CADデータ)を用意して、都合4種類。必要分がなくなったらプリンタ出力して使います。
 5ミリ方眼紙なら百円ショップでも売っていますが、尺モジュールの方眼用紙なんて専門店じゃなければ売っていません。
 また、「どうしても罫線にこだわる以外の無地用紙なら、ノートを買うよりコピー用紙のほうがメモ用紙としてははるかに安い」というのは文房具マニアあるあるですね。それの応用です。

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